ブログのサブタイトルに「持ち物を減らすための〜」と掲げたこともあり、今日から「持ち物を減らして生きる」ために役立つ本を、紹介していきます。
まずはどの本について書こうか迷いましたが、やっぱりこの本を通らずして次に進むわけにはいかないかな、というわけで、誰もが目にしたことがある言葉「断捨離」を生んだやましたひでこさんの本『新・片づけ術「断捨離」』から、自分が学んだことをご紹介します。
ところで断捨離って?
「断捨離」ということば。見ただけでなんとなく雰囲気はつかめますが、1つひとつの文字にちゃんと意味があります。
「断」=入ってくる要らないモノを断つ
「捨」=家にはびこるガラクタを捨てる
「離」=モノへの執着から離れ、ゆとりある“自在”の空間にいる私
断捨離は、「部屋をキレイにする」こと自体が目的ではなく、「本当に自分を知ることができ、好きになれる」感覚を得られることが最大のメリットだそうです。
捨てられないという気持ちは「愛着」ではなく「執着」。断捨離によって、余計なモノを買わず、捨てて、自分にとって本当に大切なモノだけの、自分に最適化された空間をつくることによって、自分のココロ持ちや人との関係も変わってくるそうです。
いらないモノを見極める3か条
この本の中で、個人的にピンときた「これは必要なものか」を判断するための3つの基準をご紹介します。
実際に自分がモノを捨てるかどうか迷ったときに問いかけるようにしています。
1. 時間軸は「今」
「いつか使うかもしれない」の、その「いつか」はいつまでもたってもやってきません。使わないものをとっていくと、場所もココロも淀みるものです。
それは「今」必要なものかを基準に考え、「そのモノと自分は、生きた関係かどうかを見極める」ことを意識するようになりました。
2. 主語は「自分」
「この箸は使える」ではなく「自分が○○を使う」で考える。他人やモノではなく、自分を主語にしてみて、積極的に使おうと思うモノ、今の自分が使うモノ、であるかを基準にする。
最近は「自分を高めてくれるモノか」「そのモノについて熱く語れるか」も判断材料にしています。
また、人のモノほどゴミに見える。まず他人のことは置いておいて自分のモノの片づけを楽しんでやる。
2. 情報過多から「知行一致」へ
知識と行動を一致させること。知識もモノも、持っているだけでは何にもなりません。
どうアウトプットにつなげるかを意識して、具体的にアウトプットが想像できないものは1度捨ててみよう、と思うようになりました。
さいごに
具体的な「捨てるための技術」も載っていますが、なによりモノを減らすためのファーストステップとして、この本でモノへの「執着心」を捨てるのに、すごく役に立ちました。
本書の中でうたっている“「今の私に相応しい」モノ選びをしていくうちに「片づけ」すら不要に!”という言葉も伊達ではないと思います。ベストセラーになっているのも納得の1冊です。