看板もなく、メニューもなく、一般的な飲食店の常識を覆されるという「非常識」なもんじゃ屋さんの話を聞いたのは、数ヶ月前。
その後、店に連絡をしてみると、1ヶ月先なら予約が取れるとのこと。
予約して、待って待って…
そしてついに先日、行ってまいりました伝説のもんじゃ屋、日暮里の大木屋さんへ!
何が非常識なのか、私、てにもつ(@tenimo2)がレポートいたします。
完全予約制。だいたい1ヶ月待ち
まず、お店に突然行っても入れません。事前に電話での予約が必要です。
しかもだいたい1ヶ月先まで予約が入っているようです。僕の場合は3週間後でした。
18:00〜、20:15〜の1日2部制で、どちらかを選ばないといけません。19時からなどの予約はできません。
4名以上じゃないと入れない
最低4名からです。2名、3名ではダメです。人数により、金額が決まります。
でも1つのテーブルに5人くらいまでが限界なので、4〜5人で行くのがいいと思います。
6〜7人のテーブルもありましたが、ちょっと窮屈そうでした。
看板がない
現地に行ってもすぐに店だとわかりません。
看板がまったくありません。
緑のテントが目印(といっても夜で暗いし…)で、扉に小さなシールが貼ってあります。
時間ぴったりじゃないといれてくれない
20:15の部を予約していた場合、20:00にお店に行っても中に入れてくれません。20:10でもダメです。
準備が終わり、お店の人に呼ばれるまで、どんなに寒くても外で待つしかありません。
ゴミ袋に上着を入れる
上着にニオイがつくので、入ったらまず着ていた上着をビニールの大きな袋に入れるよう指示されます。
カバンと、上着を入れた袋を置く場所、積み方も、「その空いた角に積み上げて〜」などと細かく指定されます。荷物置き場などはありません。
飲み物はセルフサービス
飲み物は、自分たちで冷蔵庫から取り出します。
種類は、瓶ビール、コーラ、ジュース、ウーロン茶などがあります。
瓶ビールは、お祭りの屋台でよく見る、水を張った四角い容器の中に入っています。
メニューがない
食べ物のメニューがありません。
座ると自動的にどんどん出てきます。
食べないと怒られる
最初に「鰹のたたき」が出てきます。
最初なので、乾杯をして、お互いに挨拶などしていると、「食べないと次が出て来ないからね〜」と食べることを促されます。
もんじゃ屋なのに、この肉
しかも2番目に、この肉です。
ネタフルさんの記事で「肉のエアーズロック」と命名されていた、あの肉です。
肉に触ることは許されません。
でも、ニンニクだけ炒めておくように指示が飛びます。
肉の焼き加減は店員さんが見てくれます。
切るところまでやってくれます。
この肉、美味しかったなぁ〜。
いろいろ細かい指示が飛ぶ
3番目は「牡蠣」です。
これも肉を平らげないと出てきません。
牡蠣も両面をこんがり焼くように具体的な指示が飛びます。
いい具合に焼けた頃に店員さんが現れ、醤油を垂らし、みんなで一斉に混ぜるように指示されます。1分1秒を争います。
そろそろお腹いっぱいだが…
お腹が落ち着いてきたところで「メンチカツ」です。
すごい量のキャベツとともに巨大メンチカツを食べます。
でもこれが、不思議ともたれません。
僕はメンチカツを食べるとその後胃がもたれて大変なんですが、このメンチカツはぜんぜんもたれませんでした。
シメのもんじゃが大量すぎる
メンチカツの頃から、もんじゃを混ぜるように指示されます。
見たこともない巨大なボールに入ってます。
1回では鉄板に乗りきらないので、2回に分けて焼きます。
月島のもんじゃのように、まーるく土手を作って…などと上品な作り方はしません。具も汁も一気に焼きます。
デザートとか甘いモノを期待してはいけない
もんじゃで終わりです。デザートやお茶、珈琲などは、店を出てから各自行きましょう。
2時間制なので、長居は禁物です。
ひとこと by てにもつ(@tenimo2)
すんごい食べて、帰りは全身鉄板焼き臭くなって、もう当分肉はいいや〜と思ったのに、なんだかんだ言ってまた来たくなります。
お店のルールやメニューのインパクトが強烈ですが、それだけでなく、ちゃんと美味しい、もんじゃ屋?鉄板焼き屋?さんです。
来年、また行こう〜っと。