本を自炊するときの2大機材といえば、裁断機とスキャナー。
個人的にはスキャナーはドキュメントスキャナーのScanSnap iX500で決まりだと思ってますが、もう一方の裁断機は自炊したい本の冊数や、かけられるコストによって選択肢がいくつかあります。
そのうちのひとつに、最も安く購入できるものとして「ロータリーカッター」というものがあります。本格的な裁断機を買う前のお試し裁断ツールとして友達におすすめしてもいいかなと思ったので、まずは試しに買って自分で使ってみました。
円形の歯を転がして切るロータリーカッター
ロータリーカッターというのは、丸い形の歯をコロコロ転がして布、革、ゴムなどを切る道具。文房具売り場よりも、ホームセンターの工具売り場のほうでよく見ます。
ホームセンターでも、ほぼこのオルファの黄色いロータリーカッターだと思います。
今回は「ロータリーカッター LL型」という、カッターの直径が1番大きいものを買いました。それからアルミ製の定規も一緒に買いました。
ブレードカバーをずらして使う
普段は上の写真のようにブレードカバーという黒いプラスチックのカバーがカッター歯を保護しています。
使うときにだけ、このブレードカバーを手前にひいてずらして、歯を露出させて使います。
いざ、雑誌を裁断してみたけど…
今回は雑誌『クーリエ・ジャポン』を試しに裁断してみます。
最初に表紙を、のり付けされているところギリギリで折って、折り目をつけておきます。
その折り目より少しだけ内側を切るように定規をあてて、ロータリーカッターを前後に繰り返し動かします。
5回、10回、20回…
繰り返し前後に往復するごとに少しずつ切れてきましたが、ぜんぶを切るまでは気が遠くなりそうな作業…。
定規を押さえる左手も疲れるし、カッターの刃がむき出しなので、前後に動かすのも緊張するし…。
すみません、この時は結局、裁断機を使っちゃいました!(オイ)
結論
普段、裁断機を使っていると結構しんどい作業ですが、お試しにはいいかと思います。
でもこれから何十冊も裁断するつもりなら、同じロータリーカッター式でも歯が固定されていて押さえる力もいらないカールのディスクカッター式裁断機「DC-210N」のほうが疲れなくていいかもしれません。
それにしても、自分の使い方が悪かったんだろうか?まずは雑誌をいくつかに小分けにしてから切ったほうがよかったのかな…?
もう少し試してみて、何か発見があれば、またここでレポートしたいと思います…。