ScanSnapってトレイを閉じたままスキャンできるの知ってました?

ScanSnapってトレイを閉じたままスキャンできるの知ってました?てにもつひとつでScansnap without tray 00

ScanSnap利用歴3年ほどの@tenimo2です。

昨年まではS1500Mを、2013年になってからはiX500に買い替えて、自炊(本のデータ化)などに使っています。
自炊した本はまもなく500冊くらいになりますが、今になってはじめて気づいたことがあります。

じつはScanSnapって下のトレイを閉じたままでも、スキャンできたんです。

下のトレイ(スタッカー)を閉じたままでもスキャンできる

ScanSnapのS1500とiX500、どちらも基本の構造は同じ。フツーは下記のような手順でスキャンをはじめると思います。

(1)まず「給紙カバー」と呼ばれる上ぶたを開けて紙をセットし
(2)次にスキャンした紙がたまる「スタッカー」という下のトレイを広げてから
(3)[Scan]ボタンを押す(その前にPCでカラーや圧縮率などの設定はしますが)

Scansnap without tray 01

でもよく見ると、スタッカーを広げる前の状態でも[Scan]ボタンが押せるんですよね。

scansnap_without_tray_02.jpg

というわけで、このスタッカーを広げずに[Scan]ボタンを押してみました。

scansnap_without_tray_03.jpg

…はい、いつも通りスキャンできます。
スタッカーがないので紙は整頓されませんが、下からちゃんと出てきます。

ページがバラバラに散らばって大変なことになりましたが。

ページ数が多い本は「閉じてスキャン」がいい

で、どんな時に役立つかというと、上の(3)には続きがあって、

(4)スキャン中に、本の残りページを何回かに分けて給紙トレイにセットしていく。
(5)スキャンしたページが下のスタッカーにたまるので、あふれる前にスタッカーからどかす。

スキャン中にはこの作業の繰り返しです。本が厚ければ、その分回数も増えます。

たとえば先日買った『2052 ~今後40年のグローバル予測』という本は、512ページあります。本の厚さもちょっとした辞書サイズ。

この本の場合、の給紙カバーに追加していく(4)の作業を5〜6回はしました。その時にスタッカーにたまったスキャン済みページもどかすのですが、スタッカーを開かないでスキャンすると厚みのある本でもどんどんためていけます。繰り返しになりますが、スタッカーがないのでページはバラバラに散らばります…。

そこでこんな感じに、ScanSnapをちょっと高くして(写真では出窓に置いています)、スタッカー代わりに下に箱をおけば、ページも散らばらずにどんどんスキャンしていけます。試してみたらAmazonの箱が浅くてちょうどイイ感じ。「自炊用 即席スタッカー」といったところでしょうか。

Scansnap without tray 02

まとめ

●ScanSnapのスタッカー(トレイ)は開かなくてもスキャンできる。
●ページ数の多い本の時に便利。
●ScanSnapを高い場所に置き、下に箱を置けばトレイ代わりに。

というわけで、小ネタですが、ScanSnapユーザーの方はよかったら一度試してみてください!

新型のiX500とS1500M(Mac版)の値段の差がなくなってきてる…。Macユーザーなら迷わずiX500ですね。