自炊(データ化)した本の置き場所として、オンラインストレージサービスの「Box」を使ってます。
今までは1ファイルあたりのファイル容量が100MB、1日あたりの転送制限が2GBまででした。それが先日、Boxから「1ファイルあたりのファイル容量が250MBまでOKになったよ!」というメールが届いたのでした。
100MBでは足りなかった
僕は自炊する際に、ScanSnapでデータ化したあとにAdobe Acrobatでファイルを最適化して容量を小さくしています。なのでだいたい1冊あたり30MB〜70MBくらいに収まっています。でも、写真が多い雑誌やページ数の多い本は100MBを超えてしまうことがあります。Boxの1ファイルあたりのファイル容量は今まで100MBまでだったので、そういった本はPogoplugに置くなど、本の置き場所が分散してしまっていました。
今回、250MBまでOKになったことで、そういったファイルもBoxにまとめて置いておけます。さすがに1冊が250MBを超える本は今までになかったので、充分だと思います。
しかも無料で50GBなら結構置ける
Boxのストレージ容量は無料で5GBなのですが、僕は無料で50GB使えています。今年の初め頃にiPhoneアプリをダウンロードすると無料で50GBもらえるというキャンペーンをやっていて、その時にゲットしました。今はAndroidアプリで50GBがもらえるキャンペーンをやっているようです。50GBあれば、かなりの冊数を置いておけます。
↓2012年12月18日現在、iOSアプリでは10GBキャンペーンをやっているようです。
i文庫HDからBoxの本を直接ダウンロードできる
iPadではi文庫HDという電子書籍リーダーアプリで自炊した本を読んでいます。i文庫HDは、Box、Dropbox、Pogoplugなどクラウドにある本のデータを直接ダウンロードできるので、「本を自炊する→Boxに置いておく→i文庫HDで読みたいときにダウンロードして読む」という流れで、日々電子書籍を読んでいます。
Boxのデメリット
とはいえBoxにも他のオンラインストレージサービスと比べてデメリットがあります。
1)1日に2GBまでしか転送できない
残念ながら1日のファイル転送量が2GBまでなので何十冊も一度にアップロードできません。でもその日にデータ化した本をアップロードしていく分(数冊)には、今のところ気になりません。2GBを超えてしまったら、次の日に残りをアップロードすればいいかな、と。
2)Dropboxのようにデスクトップ常駐型の同期アプリがない
正確には、無料ユーザーの場合はですが、フォルダに入れておくと自動的に同期する機能がありません。ファイルのアップロードはウェブサイトにアクセスして、ブラウザからアップロードすることになります。でも、ウェブサイトはとても使いやすいです。
3)有料プランが高い
Dropboxの一番安い有料プランは100GBで9.99ドル/月(500GBで49.99ドル)。Boxにもビジネスプランという有料プランがあって、1TBで15ドル/月です。容量と金額で比べると、Boxのほうがお得!と思うのですが、どうやらBoxのビジネスプランは、最低3ユーザーからの契約になるようです。つまり45ドル/月かかります。個人ではちょっと契約しづらい金額です…。
4)ぜんぶ英語
ウェブサイトは日本語化されていません。ファイル名やフォルダ、メモなどは、日本語で書いても問題ありません。
Pogoplugはバックアップ向き?
ちなみに、「1ファイル 250MBまで/1日 2GBまで」という転送制限があるBoxに比べ、自分のHDDをクラウドにできるPogoplugはそういった制限もないので便利そうなのですが、使ってみると転送速度が不安定で、最近はバックアップ専用機になりつつあります。
まとめ
Boxが1ファイルあたり250MBまでアップロードできるようになったことで、たいていの書籍データを置けるようになりました。
キャンペーンで50GBの容量をゲットできた自炊派の方、書籍データの置き場所として、オススメです!